蝋引きキャンバスバッグの手入れと再蝋引きの方法
蝋引きキャンバスは、使い込むほどに独特のツヤと風合いが出てくる素材です。雨に強く、汚れが付きにくいという実用的な特性もあります。ただ、洗濯機で洗ったり、強い洗剤を使ったりすると、蝋が落ちてしまいます。正しいケアを知っておくと、長く使い続けられます。
日常のケアは乾拭きだけで十分
蝋引きキャンバスの日常ケアは、乾いた布で拭くだけで十分です。表面の汚れは、蝋の層の上に乗っているだけなので、軽く拭けば落ちます。水拭きする場合は、固く絞った布を使い、その後すぐに乾拭きしてください。
洗濯機での洗濯は避けてください。蝋が溶け出し、洗濯機の内側に付着することがあります。また、洗濯機の熱と水流で、生地が縮むことがあります。
頑固な汚れには、ぬるま湯と柔らかいブラシ
泥汚れや食べ物の汚れが付いた場合は、乾いてから柔らかいブラシで払い落とします。それでも落ちない場合は、ぬるま湯(40度以下)に浸した布で優しく拭いてください。洗剤は使わないほうが無難です。
汚れを落とした後は、自然乾燥させます。ドライヤーや直射日光での乾燥は、蝋が溶けて不均一になることがあるので避けてください。
蝋が薄くなってきたら再蝋引きを
数年使うと、蝋が薄くなり、撥水性が落ちてきます。そのタイミングで再蝋引きをすると、新品に近い状態に戻ります。市販の蝋引きキャンバス用ワックス(固形タイプ)を布に取り、全体に薄く塗り込みます。
塗り込んだ後、ドライヤーの温風を少し離して当てると、蝋が均一に馴染みます。冷えたら余分な蝋を乾いた布で拭き取ってください。再蝋引きの頻度は、使い方にもよりますが、2〜3年に一度が目安です。
蝋引きキャンバスは、使い込むほどに自分のバッグになっていく素材です。汚れも傷も、使った記録として残ります。